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“あなたたちがいて よかった”
監督の逮捕で、公開中止もささやかれたちょっとした“問題作”「空中庭園」がいよいよ公開になり、早速ユーロスペースへ観に行って来た。 家族のものがたり。家族とはなんだろう・・・。 自分の持つ家族、育った家族によって、この映画の感じ方は大きく違ってくるんだろうと思う。そしてどちらかというと、自分が持った家族によって少しでも不幸を感じる人が、より理解できる作品なのではないか、と。 角田光代の原作を読んでいたので、映画を見た率直な感想は、原作よりも全体的により残酷に描かれているな、ということ。こんなに残酷だったかな、ということ。それだけ小泉今日子演じる主人公絵里子の心が表現されているのかもしれない。自分を愛さなかった、辛い子供時代を与えた母親に対する憎悪、そしてそれを反面教師に「幸せな家族」を必死で作り上げ守ろうとする主婦の光りと影。けれども、愛されていない、と思っていたのは彼女の「思い込み」だったよう。思い込みが思い込みを作り上げ、その思い込みに決して気づく事のない彼女。心の中で必死に叫んでいる、そんな姿が痛くて悲しい。 すっかり忘れていた自分の誕生日にサプライズパーティーを計画していた家族に笑顔で近づいて行く。そこでパアッと、観ているものを明るい気持ちにさせて終わる映画なのかもしれない。“言葉にして 伝えて はじめて わかりあえる”なるほどその通りだと、気持ちは言葉にしないといけないのだな、と思わされたが、映画館を出たときに私が感じたのは、なんだかとてつもなく重たい、嫌な気持ち。せめて映画館の外が晴れていれば、もう少し違っていたのかもしれないけれども・・・。 あ、冒頭のぐわんぐわん揺れる映像、酔ってしまって観ていられなかった! そしてなかなか豪華な出演陣、キョンキョンの演技はすごい!怖い! ■空中庭園 ★★★ 監督 : 豊田利晃 原作 : 角田光代 出演 : 小泉今日子、板尾創路、鈴木杏、大楠道代、ソニンほか
by h_i_k_i
| 2005-10-10 18:56
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