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愛に負けるか。欲に勝つか。それでも人生は、運が決める— ウッディ・アレンの最新作は、発のNYを離れてのオール海外ロケ。今回の舞台はロンドン、メインはブリティッシュアクセント、そしてウッディ・アレンは登場せず。これだけでいつものお決まりパターンはガタガタと崩れるのだが、やはりバッチリと楽しませてくれる。 それにしてもスカーレット・ヨハンソン、本当に官能的。彼女の魅力が思いっきり引き出されている。ずいぶんまた一段と大人っぽくもなって。 男ってズルい。 人生はやはり、運が決めてなのだろうか・・・ *Matchpoint ★★★★ 2005年/イギリス/124分 監督・脚本:ウッディ・アレン 出演:ジョナサン・リス・マイヤーズ 、スカーレット・ヨハンソン 、エミリー・モーティマー 、マシュー・グード 、ブライアン・コックス Official Site 人生は思いがけない驚きを運んでくるカンヌでグランプリ受賞のジム・ジャームッシュ最新作。主演のビル・マーレイはじめ、豪華なキャスティング(の割にそれぞれはちょっとづつしか出てこない、それがいいんだろうけれど!)。 ピンクの手紙、タイプライター、ピンクの花束、ピンク、ピンク、ピンク・・・ 続きは新サイトでどうぞ ずいぶんと久しぶりにリアリティ・バイツを観ました。最後に観たのはまだ確か高校生ぐらいで、ちょっと大人に見えた登場人物たちも、いまとなっては結構年下になっていて、当時とはまた違った感じがする。なつかしい。 びっくりしたのは、あのブリジット・ジョーンズのレニー・ゼルウィガーが出ていたこと!最初のほう、トロイ(イーサン・ホーク)の一夜の相手役、ほんの一瞬の登場という脇役で。 青春映画、当時は結構流行っていた気がするけれど、たまに観るとなんだかキュンとしてしまいます・・・ Reality Bites, 現実はキビシいんだな。。 *Reality Bites ★★★+ 1994年/アメリカ 監督:ベン・スティラー キャスト:ウィノナ・ライダー/イーサン・ホーク/ジャニーヌ・ギャルファロ/スティーブ・ザーン/ベン・スティラー 都会のアリス。ALICE IN THE CITIES. 1973年作、モノクロスクリーンに映る色々な街をさまようアリスとフィリップ。アリスのかわいさにすっかり虜になってしまう!しぐさのいちいちがかわいくて!2回続けて観てしまいました。 ヴィム・ヴェンダースの作品は、近年のものしか見た事がなく、どれもそれほどツボに入るものはなかったのだけれど、都会のアリスにはすっかりハマってしまった!! コレのほかにあと2作品のロードムービーがあるので、そちらも是非観てみようと思う。 久しぶりのヒットでした。 *Alice in den Städten ★★★★ 1973/西ドイツ 監督:ヴィム・ヴェンダース 出演:リュディガー・フォグラー、イエラ・ロットレンダー、リサ・クロイツァー、エッダ・ケッヒェル ウッディ・アレンの最新作、僕のニューヨークライフを見てきました。最新作といっても2003年作、彼の作品が日本に入ってくるのは時間がかかりますね。またもウッディ・アレンらしい、ニューヨーク満載&皮肉たっぷりユーモアセンス抜群のドタバタコメディ。もちろん監督ウッディ・アレン本人が出演しているけれど、今回は脇役。脇役と言ってもかなりのキーパーソンを演じていることに代わりナシ。 主役はジェイソン・ビッグ演じる若手コメディ作家ジェリー。21歳にして離婚歴あり、分析化オタクというちょっと変わりものの青年が同じくコメディ作家のドーベルと出会う。40歳近く歳が離れていながらも、妙に気の合う二人は一気に仲良くなっていき、彼のイカレっぷりに半ば呆れながらも同時に尊敬せずにいられないジェリー。 ジェリーの同棲中のガールフレンドを演じるのはクリスティーナ・リッチー。ちょっとイカレた、男を振り回すワガママガール。これまた見事な配役だ、と言う感じで、いかにもウッディ・アレン作品に登場しそうなキャラクターを演じている。 ドーベルが最後にとった行動は、本当なのかウソなのか、どちらにしてもジェリーの人生の大きな変化へと導いた大先輩としてのものだったのか・・・・。 "It's like anything else." 映画の中で2度、人生の不思議・不満をタクシー運転手に何気なくもらして帰ってくるこの言葉。人生ってそんなもんだろ。“Anything Else”はこの映画の原題。人生ってそんなもんさ、ということでしょう! 大して代わり映えがしない、といえば確かにそうなウッディ・アレン作品。でも愛さずにいられない!すっかりおじいちゃんになってしまったけれど、いつまでも楽しい映画を撮り続けて欲しいものです★ おっと、次回作Match PointはNYを離れ、ロンドンでの撮影!ウッディ・アレンの登場なし、ドタバタもなし、のいつもとはちょっぴり違う作品のよう。いつ公開だろう。楽しみです。 *Anything Else ★★★ 監督・脚本:ウディ・アレン 2003年/アメリカ/112分/ 出演:ジェイソン・ビッグス/クリスティーナ・リッチ/ダニー・デヴィート/ウディ・アレン/ストッカード・チャニング /ジミー・ファロン @恵比寿ガーデンシネマ すりきれた手紙を抱きしめ、少女は大人になる。号泣しました。 泣かされるのだろうと分かっていながらも、号泣。 泣ける映画=いい映画、と思われがちな世間の反応には疑問を持っていますが、竹富島の美しさ、人々の温かさ、母親を想い続け竹富島から東京へと夢を追って出てくる少女の姿など、心を引き込まれる要素がたくさんあふれた作品です。 *ニライカナイからの手紙 ★★★ 2005年/日本/113分 監督・脚本:熊澤尚人 出演:蒼井優、平良進、南果歩、前田吟、金井勇太、かわい瞳、比嘉愛末、中村愛美、斎藤歩 メジャーな映画もたまには観ます。チャン・ツィイーの演じるSAYURIに興味があったので。 率直な感想は、日本の話でありながら、日本人の役でありながら、それを日本の女優が演じられないことが残念だ、ということ。SAYURIを演じられる日本の女優がいないということが。チャン・ツィイーの英語はお世辞にも上手とは言えないけれど、それでも堂々とした演技は世界に通じるのだと思う。それにとにかくかわいい!可憐!思わずうっとりしてしまうのは、きっと男性だけではないはず。(むしろ女性のほうが?) 意外にもコン・リーは、これがハリウッドデビュー作だったそう。 工藤由貴も桃井かおりも、名演技でした。 *SAYURI ★★★ 2005年/アメリカ 監督:ロブ・マーシャル 製作:スティーブン・スピルバーグ、ダグラス・ウィック、ルーシー・フィッシャー 出演:チャン・ツィイー、渡辺謙、ミッシェル・ヨー、役所広司、桃井かおり、工藤夕貴、コン・リー、大後寿々花 パリで出逢った素敵なチャイナ。僕は君に恋をした..... カンフースターに憧れる冴えない脇役俳優オーギュスタン。カンフーをマスターするため、パリのチャイナタウンに引っ越し、中華雑貨店で働きカンフー教室に通うが、「人との接触が苦手」という彼、カンフーには接触が不可欠なため、その問題を解決すべく針治療医を訪れる。パリに来て1年半、友達もほとんどいないどこか寂しげなマギー・チャン演じるドクター・リンにたちまち恋をしてしまうオーギュスタン・・・。 マギー・チャンが出ている!ということで借りてきたこの映画、どうやら以前日本でもヒットしたという<おとぼけオーギュスタン>の続編だそう。完全に自己流で覚えたオーギュスタンのカンフーをやるシーンもとても滑稽で笑えるけれども、「この地区にいたら、あなたも外国人ね」と言うリンの言葉通り、まるで中国かと思わせるパリの中国人街の様子がよくわかるのが面白い。それよりも、マギー・チャンのファンとしては、本作が自分にとって本当に最初のフランス映画だとインタビューで話していた彼女がフランス語で演じているというところが見どころ。(以前<イルマ・ヴェップ>と言う作品に出演していたけれど、そのときは英語だったので・・) フランス版Mr.Beanみたいだな、と思ったら、実際そう呼ばれているらしい。 全くパッとしない、ハッピーでもない、でも絶望的ではなく何だか切なくもほんのり温かい気持ちになるストーリー。もう一度見よう、とは思わないけれど..... *Augustin Roi Du Kung-Fu ★★ フランス/1999年 監督・脚本:アンヌ・フォンテーヌ 出演:ジャン=クレティアン・シベルタン・ブラン マギー・チャン ダリー・コール ファニー・アルダン “ウィスキー”は幸せの合言葉。ひとつの嘘にふたつの作り笑い—— みっつの平凡な人生がほんの少し変わり始める… 「無表情なのに無性に可笑しい。まるで南米版アキ・カウリスマキ」(バラエティ/米)というレビューに惹かれて観た初のウルグアイ映画。 錆びれた靴下工場の経営者ハコボと従業員の中年女性マルタは、毎日一緒に働いていながら朝と帰りの挨拶以外ほとんど言葉を交わさない。ただただ淡々と、同じ一日の繰り返しだ。 そんなある日、マルタはハコボにあるお願いをされる。それはブラジルから弟が訪ねてくる間だけ妻の振りをしてくれないか、というもの。ブラジル仕込みの明るさを持つ弟エルマンと過ごすうちに新しい顔を見せ始めるハコボとマルタ。淡々と進んでいくストーリーの中にあふれる数々のユーモアに思わず笑ってしまう。 タイトルの「ウィスキー」、これは写真を撮る時のかけ声。お酒のウィスキーは一度も出てこない。2度ある撮影シーン、「ウィスキー」と言って笑顔を作る彼らは一瞬だけ一緒にとても楽しそうな表情を見せる。そこになんだかホッとした気分になるのだ。 南米版アキ・カウリスマキ、なるほどなるほど。 (終わり方が、ちょっと気になるのだけれど・・・) *WHISKY ★★★ 2004年/ウルグアイ=アルゼンチン=ドイツ=スペイン/94分/ 監督:フアン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストール 出演:アンドレス・パソス、ミレージャ・パスクアル、ホルヘ・ボラーニ 謎…秘密が解けた時、大いなる愛を知る。ペドロ・アルモドバルの映画には、同性愛者がとてもよく出てくる。でもどの作品もそれを物語の軸としたものではない。彼の作品に共通する最大のテーマは「愛」。それも究極の。 見ている途中、少し混乱するんです。あれ?と。だんだん解けていく謎。なるほど。分かれば分かるほど、「愛」が伝わってくる。映像の美しさもさることながら、そのストーリーにはとてもグッとくる。ガエル・ガルシア・ベルナルの女装姿にはドキリとしますが、いい役者だと思います。トーク・トゥ・ハーのあの看護師の俳優も、オカマの役で出ています。どこかで見た事あると思ったら! ペドロ・アルモドバル、いい映画を作りますね★ *Bad Education ★★★+ 2003年/スペイン 監督・脚本:ペドロ・アルモドバル 出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、フェレ・マルチネス、ハピエル・カマラ、レオノール・ロトリング 本当は年が明ける前にやろうと思っていた2005年の映画まとめ、去年を振り返る、という意味でやってみました。毎年30本以上は劇場へ観に行くのに、去年はその半分も観ていないので、10本ピックアップしても・・・とは思いつつ、2004年お気に入りムービー★の続きと言う事で!:: ●トニー滝谷 市川準 ●真珠の耳飾りの少女 ピーター・ウェーバー ●ランド・オブ・プレンティ ヴィム・ヴェンダース ●フリーダ ディエゴ・ロペス・リベラ ●Coffee And Cigarettes ジム・ジャームッシュ ●幸せになるためのイタリア語講座 ロネ・シェルフィグ ●ポビーとディンガン ピーター・カッタネオ ●さよなら、さよならハリウッド ウッディ・アレン ●Before Sunset リチャード・リンクレイター ●シルヴィア アリソン・オーウェン :: 続きを読む # by h_i_k_i | 2006-01-07 01:02
目に見えない、たからものオーストラリア人作家ベン・ライスによるベストセラー小説を、「フル・モンティ」のピーター・カッタネオ監督が映画化した作品。 舞台はオパール採掘で有名なクーパペディというオーストラリアの田舎町。空想癖のある妹ケリーアンと、そんな妹のせいで皆からバカにされることにうんざりしている兄アシュモル。ケリーアンの友達は、彼女の空想の世界にしか存在しないポビーとディンガンのふたりだけ。ある日ポビーとディンガンが失踪してしまい、夜中に採掘場へふたりを探しに行った父親が採掘泥棒と間違われ、以来町中の皆から疎外されることになり、ケリーアンは病んでしまう。 続き(ネタバレあり) あなたは今、何をしていますか。あなたは今、誰を愛していますか。 あなたは明日、何をしますか—— 亡き母親の手紙を、唯一残された親戚の叔父へ渡すため、アフリカ、イスラエルでの外国生活を経て10年ぶりに祖国アメリカへ戻って来た二十歳の少女ラナ。 叔父のポールはベトナム戦争の後遺症を持ち、妄想にとりつかれ9.11以降のアメリカを守る事に全てをかけている・・・。 冒頭で流れるLAのスラム、たくさんのホームレスたちの姿。アメリカはこういった巨大な貧困の問題に目を向けようとはしない、との牧師ヘンリーのことばは、本作品のタイトル "Land of Plenty" — 「豊なる国」を皮肉っているように思える。 “ランド・オブ・プレンティ”は、ドイツ人であるヴィム・ヴェンダースがアメリカの“いま”を撮った作品だ。彼のたくさんのメッセージが、この映画には含まれているのだと感じる。 ラストのシーンで、9.11同時多発テロが起きたときにイスラエルで市民が歓声をあげていたのを実際に目にしたラナのことばが何よりも印象的。これこそがヴィム・ヴェンダースが訴えたいことなのではないだろうか。 “あのタワーで犠牲になった3000人の犠牲者に聞きたいの。報復で人々が殺されるのを彼らは望まないはず。” とても心にぐっとくる、深く考えさせる作品だった。 Land of Plenty ー豊かな国、アメリカ。 世界の平和を心から祈ります。 ■Land of Plenty ★★★★ 監督 : ヴィム・ヴェンダース 出演 : ミシェル・ウイリアムズ、ジョン・ディール、ウェンデル・ピアース、リチャード・エドソン “あなたたちがいて よかった”監督の逮捕で、公開中止もささやかれたちょっとした“問題作”「空中庭園」がいよいよ公開になり、早速ユーロスペースへ観に行って来た。 家族のものがたり。家族とはなんだろう・・・。 自分の持つ家族、育った家族によって、この映画の感じ方は大きく違ってくるんだろうと思う。そしてどちらかというと、自分が持った家族によって少しでも不幸を感じる人が、より理解できる作品なのではないか、と。 *以下ネタバレあり*
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